2016/
10/17
南アルプス市 六角堂祭典
【切子】を奉納するお祭り
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南アルプス・韮崎
観光
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毎年10月13日に開催される例祭
六角堂には如意輪観音(にょいりんかんのん)と聖徳太子が祀られ、300年以上も地区に伝わる美濃和紙を5~10枚重ねたものを切り抜いた「切子」が奉納されます。
今から三百数十年前の寛文年間(第六代将軍徳川家宣の頃)には、既に村人達が代官に献上していたとも伝えられています。
屋台も出店され、子供神輿や各団体の演舞なども行われ、1年で一番賑わいます。
沢登地区に伝わる「切子」
切子とは、山梨県指定無形民俗文化財に指定されており、美濃和紙を5~10枚重ね、手作りの「つきのみ」と言う刃物を使い、図柄や模様などを「切り透かし」ていくものです。
図柄や模様は自由であるが、「麻の葉」を使わなければならないという決まりがあります。
「切子」は、沢登の若者達によって作られますが、図柄を考え、仕上げるまで3ヶ月~半年もかかります。
また、祭りの翌日14日に観音様のお礼や供物と一緒に区内全戸に配られ、家内安全のお守りとして神棚などに飾られ大切に保存されます。
和紙を切り抜く際に使う「つきのみ」
写真のような刃物を使い、細かい模様に切り抜きます。
非常に繊細な作業が必要で、集中して作業しないと細い部分が切れてしまいます。
近くにある豊小学校のクラブ活動でも「切子クラブ」があり、伝統を受け継いでいます。
スポットデータ
住所 | 山梨県南アルプス市沢登663 |
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電話番号 | 055-282-2405 沢登切子保存会 |
URL | http://kirikohozonkai.com |
営業時間 | 祭典は毎年10月13日に開催されます。 |
この記事を書いたコンシェルジュ
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名取 大佑
生まれてからずっと山梨県で育ちました。地元の魅力を発信していきます