2018/
4/15
下部温泉旅館「源泉館」
約1,300年湧いている自家源泉に魅了される老舗旅館
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身延・富士川流域
観光
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創業250年の湯治宿
下部温泉郷の中では唯一の自家源泉!泉温30.3度、湯量が毎分300~350ℓとここだけでしか入れない温泉が名物の宿。約1,300年前から湧いている温泉は、100%かけ流しで、ケガや術後療養目的の湯治客に支持されている。むかし、信玄が川中島の戦で傷を癒した話は有名だが、もしかすると、この湯に浸かったのかもしれない。また、源泉からポンプやパイプなどは引かずに、浴槽の足元から湧いているのも驚きだ!一応、加温した40℃の浴槽も用意されている。ただ、宿泊しないと入浴できないため、日帰りの方は注意が必要だ。
第58代オーナーがオススメする入浴方法
おすすめの入浴方法がある。それは、源泉槽に20分浸かったあと加温した40℃のお湯に3分浸かる。それを3回繰り返す。それがベストの入り方だそうだ。私も試してみたが、出たあと、体の芯から温まり、ポカポカで、すべすべ肌になった。低温泉だからこそゆっくり入ることで、芯まで温まるそうだ。改めて温泉のパワーを感じることができた。
浴槽はまるで洞窟のようで、入浴中は生まれる前の母親のお腹にいる感じがした。頭の中が空っぽになり、時間が止まっている感覚だった。
(タオルを入れて入浴してますが、混浴のため、巻いて入るのが源泉館のきまりです。)
宿泊者の75%がリピーター
東京都、神奈川、静岡と県外から湯治目的で宿泊するリピータの方が多く、1泊や2泊する方もいれば、3週間滞在する方もいるみたいだ。ほとんどのお客様がチェックアウト時に次回の予約を入れて帰るという。写真は毎月1回お便り帳を顧客様に届けているそうで、リピーター様を大事にするオーナーの気持ちが伝わってきた。わたしも見習わないと・・・。
ココロとカラダを芯から蘇らせたいおすすめプランはこれだ!
多くの人は温泉旅館というと、飲んで食べて騒ぐイメージがあるが、やはりここ源泉館で宿泊する場合は、湯治目的が最適だ。お湯に長く浸かり、お部屋で休んで、また入浴するを繰り返す。食事も腹八分目で少なめがイイ。日頃の忙しさや偏りがちな食事を、源泉館でリセットする、そんなプランといえよう。
(宿泊料金や食事内容は、直接お問い合わせください。)
源泉館オリジナルの水もおすすめ!
温泉を加熱殺菌してオリジナルの自社製ミネラルウォーターを作ったり、石鹸や化粧水などが販売されてる。POPも手書きで温かみがあり、ついつい買ってしまう。
依田オーナーと一緒に・・・
私のわがまままで、依田オーナーさんと一緒に写真を撮っていただきました。これからも同じ地域の一員として、また、宿泊・温浴業の先輩として、いろいろとご指導・ご鞭撻をお願いします。
スポットデータ
住所 | 山梨県南巨摩郡身延町下部45番地 |
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電話番号 | 0556-36-0101 |
URL | http://www.gensen1126.jp/ |
営業時間 | チェックイン 14:00~17:00 、 チェックアウト 11:00 |
定休日 | 無休 |
この記事を書いたコンシェルジュ
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渡邊 健作
はじめまして、ワタナベ ケンサクと申します。