2016/
4/29
「山梨」の地名発祥の地と伝えられる山梨岡神社
山梨岡神社(笛吹市春日居町)
-
石和・勝沼・塩山
文化
- Tweet
山梨岡神社
山梨岡神社は、国内に疫病の流行や災害が多発したのを崇神天皇が深く愁い、社地と神戸とを定めたのに始まりました。成務天皇がふもとの窪地に茂っていた梨の木を切り払って神戸を移して、甲斐が根山梨岡と号し、これによって山梨県の呼び名の元とも云われております。山梨岡神社の背景には御室山があります。4月の春日居町温泉祭りの時期には御室山の斜面を利用した、大文字や黄ならぬ、大鳥居焼きを見ることが出来ます。本殿は国の重要文化財に指定されています。古来より伝わる神楽は武田信玄公出陣の際戦勝を祈願して奉納されたものと伝えられております。
-
笛吹市措定天然記念物の藤の木
山梨岡神社の境内には、市指定文化財(天然記念物)に指定されている藤の木があり、古木の特色を良く現している趣を持ち、長さ60センチメートル内外の美しい紫色の花を咲かせて、楽しませてくれます。 これだけの迫力のある藤の花はなかなか見ることはできないと思われます。
-
山梨岡神社のフジ
マメ科のフジ、根回り155㎝、古くなれば幹が分かれるフジの特性をよくあらわし、根元から3本、6本、5本と分かれております。地上から3.5m上で3本はスギによじ上り、2本は棚いっぱいに広がっております。棚いっぱいに咲いた花は誠に美しく見ごたえがあります。花の見ごろは、4月下旬から5月上旬で、本樹はフジとして木全体が大きく、樹盛はきわめておう盛で、さすが天然記念物といったものであります。