2016/
4/30
【北杜市】根古屋神社の大ケヤキ
田木・畑木と呼ばれる国の天然記念物
-
清里・小淵沢・八ヶ岳
文化
- Tweet
根古屋神社
根古屋神社は、北杜市須玉町江草の山間にある小さな神社。
この神社は、武田安芸守信満の三男江草兵庫助信泰の居城獅子吼城址(通称城山)の西北麓にあり城の守護神として鎮座しています。
獅子吼城(城山)が落城する時、城内の怪物(獅子)が吼えながら深い淵に飛び込んだと伝えられ、それ以後、当地では正月の獅子舞や、子供の玩具としての獅子も禁じられ、禁を破ると暴風雨になると言われているそうです。
実際に神社に行くと歴史の深さを感じることが出来ると思います。
-
日本有数の大きさ 根古屋神社の大ケヤキ
根古屋神社の境内には、本殿と舞台を挟む形で両脇に大きなケヤキがあります。
向かって右手が「畑木」、左手が「田木」と呼ばれ、どちらも樹高20M、幹囲10Mを超える巨木。
芽吹きの早さによってその年の作柄を占う習わしがあり、畑木が早いと畑作が、田木が早いと田が豊作になるとの事です。この二本はセットで国の天然記念物に指定されています。
枯死を防ぐため多数の補修を受けていますが、今もなお元気に青葉を繁らせております。
-
大ケヤキは歴史の目撃者
この周辺はかつて甲州と信州とを結ぶ交通の要衝であった。
獅子吼城は、武田家が滅亡した後は北条軍が入城していましたが、1582年の合戦で徳川・旧武田家臣団連合の夜襲で落城しました。
樹齢1000年とも推定されるこのケヤキは、戦国時代からの様々な歴史を見ていることになります。
この記事を書いたコンシェルジュ
-
浅川 和秋
野球少年(息子)の追っかけやってます。